自閉症eサービス@奈良設立趣意


 会話のキャッチボールが苦手かな?何度も同じ質問をする人がいるなぁ?など、皆さんの近くで特有の文化の中で

生きている人がいるなと感じたことはありませんか?

 外国に行けば、「文化」や「言語」が異なります。私たちが、そんな時にする行動は歩み寄りです。対話や、やり取りの中で、互いが分かち合い、文化の違いを受け入れることにより、共生の社会は実現します。

 『自閉症の人は「良い支援者」を必要としているのではなく、「よき理解者」を求めているだけである』。私の好きな言葉です。苦手なこと、得意なことを分かってくれ、嫌いなこと、好きなこと、家族にも知ってほしくない事もあって、それを理解し、尊重してくれる。そんな人が近くにいて、視覚認知が強い、法則性のある作業は得意など、それぞれの強みが活かせる支援があれば、「輝く人生」がそこにあります。

 この機会を通じて、一人でも多くの支援者の育成に役立ち、より良い支援を見つけることができれば、こんなに嬉しいことはありません。

 「自閉症スペクトラム」の人たちのことを、知ることから始めたいと思います。

 

 自閉症eサービス@奈良は、支援の現場におられる方を対象に研修を開催します。

◆自閉症スペクトラムの方々を理解するための入門講座として、どなたでも基礎的な学習をしていただけます。

◆いままで自閉症支援を学んだことのある方のための、より実践的な継続学習の場です。

◆今後、自閉症の支援者としてのエキスパートを目指す方にとっても、ネットワークを持っていただける場です。

 

 この自閉症eサービス@奈良は、大阪・京都の自閉症eサービスの協力を得て、奈良に発足しました。奈良県内のみならず、やがてこのような支援者の学びの場が大きく広がり、「問題行動」と言われるものが決して彼ら側の問題ではなく、私たち側の問題として省みる謙虚な姿勢を持った支援者の育成につながれば…と考えます。


                                                          2015年3月

                                                   自閉症eサービス@奈良

                                                                           実行委員長 喜多 学志